医療観察法と被害者の会
~通称 がじゅもりの会~
当会の特徴
当会は、精神疾患を持つ加害者から被害を受けた被害者本人、遺族及び支援者からなる団体です。
医療観察法事件における被害者及び遺族の権利利益の擁護を目的として、精神疾患をお持ちの方の人権にも配慮しながら以下の活動を行います。
(1) 医療観察法(心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律)、関連する法令や制度の調査研究
(2) 関係機関への要望書・意見書の作成提出その他法改正を求めるための運動
(3) 社会への広報・啓発活動
(4) 関係機関・団体との連携
(5) その他当会の目的を達成するために必要な事業
以 上
概要
「医療観察法と被害者の会(以下、「当会」といいます。)」の代表は、平成31(2019)年2月25日、児童養護施設長をしていた夫を刺殺されました。
加害者は、心神喪失を理由に不起訴になり、それ以後 遺族は事件について知る事ができなくなりました。代表は、事件が不起訴になるということは、裁判の場で真相が明らかにされないだけでなく、加害者が犯罪の加害者として扱われなくなる結果、被害者の存在も消されてしまうことなのだということを実感しました。被害者や遺族にとっては、加害者の精神疾患の有無にかかわらず、被害を受けたことに変わりはありません。
代表は、加害者が精神疾患のために刑事裁判を受けない場合であっても、被害者や遺族には加害者に刑事責任能力がある場合と同様の権利利益を認めてもらいたい、被害者や遺族に対し、もっと意見を表明する機会と情報に接する機会を与えてもらいたいと考え、令和3(2021)年6月、当会を結成することにしました。
がじゅもりの会
医療観察法と被害者の会
info@iryokansatsuhohigaisha.com
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